ADHDは古代ギリシャから存在していた!?ADHDの歴史

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子供達の1割がADHD!?

ADHD(注意欠如性障害)などの発達障害はいつ頃から
言われるようになったのでしょうか?

また特徴や症状についてもいつ頃から明確になってきた
のでしょうか?

私達、親世代30〜40代が学生だった頃は、発達障害と
いう
言葉すら聞いたことがなかったように思います。

少なくとも私は今思えばクラスに変わっている子は
いましたが、そうゆう性格なんだなというくらいにしか
思っていませんでした。

そして、私自身もアスペルガーであったわけですが、
そうとも知らず、他の人と自分は違うなというくらいにしか
思っていませんでした。
子供の頃は自分が発達障害だなんて考えもしませんでした。

日本の学校に通う子供のうち現在10%がADHDである
いう調査結果が出ていますが、まさかこの10年、20年で
ADHDの子供達が増えたとは考えにくいですよね。

昔は発達障害の特性を知られておらず、名前がつけられて
いなかっただけで実際は存在していたのでは?と思いました。

そこで気になったので調べてみたところ、やはり昔から
ADHDのような症状の人々は存在していたようです。

ADHDの歴史を言及!スペインのヴァレンシア大学の研究チーム

スペインのヴァレンシア大学の研究チームは18世紀以前
医者達が現在のADHDのような症状を診断した際に
記した説明文を発見し、論文にまとめていました。

その論文によると、古代ギリシャ時代に残された記録
存在しており、そこには、医師であり西洋医学の父と
言われているヒポクラテスが紀元前493年にADHDのような
症状の患者を診断した結果を、次のように記憶していました。

“自分の感覚に従い、衝動的に反応してしまう。同時に粘強さ
に欠けている。
なぜなら、魂が次の刺激を求めて次々と動いて
いってしまうからだ”

またヒポクラテスが残したADHDの原因をまとめた言葉に
“体の中にある水の上の火のようなアンバランスさ”という
ものがあります。

ADHDの特徴をこの時代に既に捉えていたというのは、
非常に驚きです。

18世紀から先天性を提唱!

また、1748年にスコットランドの医師、アレクサンダー・クライトンは
自身が出版した本の中でADHDの散漫性を、注意力が普通の人と
比べて欠けているというスペクトラムをして捉えました。

クライトンはスペクトラムの症状が強い人のことをADHDのような
障害を持っていると説明しています。

クライトンは本の中でADHDは“極度の衝動性、落ち着きのなさ、
感情の激しい動きを伴う人達”
と自身の言葉で残しています。

また、ADHDは生まれつき、あるいは幼児期に現れるものと
当時はっきりと記しています。

衝動性からくる破壊性についても言及!

さらに19世紀のイギリスの精神科医ヘンリー・モーズリーは
ADHDの衝動性は時に破壊的な行動をするということを
説明しています。

また脳の神経の異常によって引き起こされ、これは外的環境に
よる
アクシデントによって引き起こされることも記されています。

日本ではADHDの衝動性が時に外的因子よって破壊性にも
つながることはあまり知られていないように思いますが、
19世紀のイギリスでは既に解明されていたというのは驚きです。

世の中に広まっていなかっただけでこのように、古代から
医師達は
的確にADHDの症状や特性を捉えていたんですね。
このような書物が世界中に残されているのではないかと
思うと、とても興味深いです。

発達障害においてまだ未解明な部分も多くあり、歴史を知ると
同時にこれからの技術革新による解明にも期待したいです。

それでは。

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